犬と暮らして行く中で、しつけや問題行動でお悩みになる以外に、意外とポイントとなるのが物への社会化です。
犬には直接は関係しない掃除機、テレビなどから、犬に定期的に関わるドライヤーやブラシまで、日常で触れ合う物には、小さい頃から慣れておきたいですね。
成犬になってもまだ慣れなくても大丈夫。やり方さえ間違わなければステップアップする中で慣れていくこともできます。
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見落としなのが、ピアノや鏡など反射する物。
初めは抱っこして語り掛けながらだと安心しますよ
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ボクも昔はピアノに映った自分が怖くて吠えてたよ~💦
▼ 目次
老犬からでも社会化はできる
Beforeでは、警戒心丸出しで、今にも吠えだしそうです。
実際、これはトレーニングをし始めた頃に撮ったので以前はずっと吠えていました。
当時、ポメラニアン11歳。
掃除機=怖い物として根付いてしまっているので、すぐには治りにくいです。
幸い私は関係性が出来上がっている状態でしたので、数十分のトレーニングで寝るまで成長してくれました。
それでもやはり、目を離しても平気になるまでは時間がかかりました。
老犬からでも社会化はできます。
しかし、諦めない心と、持続して正しいトレーニングをすることが必要です。
首輪の着脱は必ずしておこう!
首輪の着脱、動画のように顔を通すタイプは実は苦手な子も多いのではないでしょうか。
時折、お散歩へ行くのに首輪の着脱に命からがら恐る恐るする人の話を聞きます。
首輪以外でもそうなのですが、前から何かされるという事は犬にとって恐怖です。
怖がりや噛む子には、最初は首輪をもって、撫でるところからスタートしましょう
それから、徐々にステップをあげないとどんどん悪化する一方です。
ブラッシングになりますが、撫でるところから始める動画を次にご紹介!
ブラシ嫌いの犬には、まずは撫でるところから
定期的に行うブラッシング。そんなブラッシングが苦手だと、人も犬も苦痛ですね。
ブラッシングが嫌いな理由を、まず考えましょう。
- 犬種に合ったブラシが選べていない
- ブラシの使い方が間違っている
- 定期的にできないため、もつれが多く痛い
ほとんどの場合、この3点のどれかに当てはまるかと思います。
犬種に合ったブラシが選べていないと、皮膚が弱いのにハードなブラシを使ってしまったり、充分に梳くことができておらず、結果もつれが多くなったり皮膚炎を起こすことも。
ブラシは、強く力を入れる必要はありません。
ブラッシングとセット!ドライヤーへの社会化
ドライヤーも風と音と刺激の高い物の1つ。
夏場などや雨上がりはお家で簡単に洗う方も多いですね。
そんな時に洗うまではいいけど、ドライヤーをかけると走り回って逃げ回る…
そうならないように、まずは床に置いたスイッチオフのドライヤーから、弱風で遠くから、そして実践へ、と順々にステップアップしていくと、こうやってドライヤー中にも眠れる犬へとなっていきます。