
犬を飼う5つの方法
1.ペットショップ
日本では最もベーシックな犬を飼う場所ですね。
ペットショップから犬を購入する場合、近所の評判を聞いたり、何軒か見て周って、衛生的か、対応が丁寧かなどチェックポイントを見極めて、犬に対する愛情が感じられるようなお店だと安心ですね。
特定の犬種を多く扱っている、アフターケアに力を入れている、展示されていない犬を取り寄せられるなど、ペットショップによっても特徴が違う事もありますよ。
店員さんに分からないことはよく聞いて、良いことも悪いことも正直にお話してくれる良心的なところを選ぶと、先天性の病気の心配も減ってきますね。

2.ブリーダー(繫殖業者)から直接購入する
ブリーダーとは、1種または数種の純血種を繁殖させている人の事です。
一般のショップではあまり扱っていない犬種が欲しい時や、犬種が決まっている時、親犬を見て購入したい、血統にこだわりたいなどの場合は、ブリーダーさんから迎えると良いでしょう。
ブリーダーは特定の犬種についての専門家なので、その犬種のなりやすい病気、特徴などいろんな相談ができます。
ブリーダーさんとどこで知り合えるのか、どこに行けばいいのか分からない方も多いと思いますが、愛犬雑誌や専門誌に掲載されていることも多いので、そこで直接連絡を取ることができます。
また、ジャパン・ケネル・クラブ(LKC)などの愛犬団体に問い合わせて紹介してもらったり、知人を通じて紹介してもらうケースもあります。
JKCに紹介してもらうと、JKCの血統書をもらえることが多いので、繁殖者、犬名、犬種、登録番号、性別、毛色、生年月日、兄弟の数、3~5代前までの祖先犬名などが記載されているので安心ですね。
最近は、インターネットを通じて出産情報を発信しているブリーダーさんも多いので、近隣に目的の犬種を扱っている方がいないか、1度チェックしてみましょう。
なお、ショップとは異なりタイミングよく子犬がいるとは限らないので、予約をして出産を持つこともあります。

3.施設や譲渡会から里親になる
愛護保護団体や市区町村の愛護センターの里親制度を利用し、捨てられたり、迷子になってしまった犬を引き取る方法もあります。
SNSの普及などにより以前より認知され、譲渡数も年々増加しています。
雑種や成犬の割合も多いため、子犬の純血種はほとんどいないと思って、見学などさせて頂きましょう。
また、病気やケガをしている子、しつけが全く入っていない困った犬も少なくありませんので、その子を愛せる心のある方、きちんと最後までお世話、トレーニングができる方だと安心ですね。
また、それまでの犬が歩んできた背景から譲渡条件もやや敷居が高いところが多いです。
小さなお子さんがいるとダメ、ご高齢者のみの飼育はダメ、お留守番が長いとダメ、一人暮らしの方はダメ、など複数の項目があり、譲渡できる方の幅が極端に狭いことも。
そこで条件が合わずに保護犬を救いたいという志を持った方も、結果ペットショップなどで犬を迎えるというお客様の声もままお聞きします。
騙されてならないのは、中には愛護団体と言えど、悪質な環境で表向きは慈善事業として運営し、寄付金や譲渡金を愛護活動費に充てずにせっかく救った犬や動物たちを劣悪な環境で管理したり、キャパオーバーして1頭1頭に手が回っていない施設もあります。
きちんと見学ができる施設で、病気なども隠さずお話してもらえるか、お世話が行き届いて確認しましょう。
店舗や施設で飼う時の7つのチェックポイント!
1.店内や犬のケージの中は清潔か
時折、おしっこやうんちが長く放置されているショップがあります。
これは施設でも同じことが言えます。
糞尿が放置されていると病気や食糞などの原因にもなりますので、すぐに掃除されるかも見ておきましょう。
2.犬の管理状態がよく、愛情をもって接しているのが分かるか
何頭もケージに長時間入れられている、飲み水が汚れている、えさが与えっぱなしになっているところは要注意です。
また、犬を商品としか見ておらず、愛情を感じられない扱いをしている店員さんも稀に見ますので、そういった方がいないかもチェックしましょう。
3.小さすぎる子犬を置いていないか?
子犬があまり早く母犬から離された場合、心身に悪影響を及ぼすことがあります。
お店に子犬が引き取られるのは普通、1か月半~2ヶ月以降です。1か月半未満の子犬がいるショップは、気を付けた方がよいでしょう。
また、兄弟犬とも早い段階で離れているために、犬同士のコミュニケーションの仕方や遊び方が分からずに問題犬になることも多いです。
4.店員さんの対応がきちんとされているか?
飼育する上での注意点や、性格、犬種の特徴などしっかりを受け答えしてくれるか聞いてみましょう。
誠意をもってくれるお店なら安心ですし、その子にあったオモチャやごはんなどもアドバイスしてくれるところもありますよ♪
5.価格は適正か
人気犬種や優良な血統の犬程、ショーや競技会などでのチャンピオン犬の子孫は高くなりますが、他店と比べて特に高い(または安い)場合は、その理由も聞きましょう。
近年は小型化が進み、ミニチュアであればあるほど大変高騰する傾向にあり、数百万円することもあります。
小さければカワイイですが、その分病気やケガのデメリットもありますので、その点もよく聞きましょう。
また、施設の場合は内訳も教えてもらえるのであれば聞いておくと安心ですね。
6.犬に保証書や譲渡証などが付くか?
期限付きで保証書が付く場合が多いので、出されない場合は必ず発行忘れでないか聞いてみましょう。
飼い主様の責任ではない発病、死亡した場合などに対する保証がされているもので、期限は数日から数か月まで。
譲渡書も様々な規約などが明記されていることが多いので、よく読んでおきましょう。
7.血統書を受け取れるか?
血統書は純血種犬の犬であることを証明する物で、後日、ショップから送付してもらうことが多いです。
ブリーダーさんの場合は直接もらうこともあります。

4.知人や専門誌、専門サイトから譲り受ける
「犬を譲ります」「犬をもらってください」などといった告知は、地域の新聞紙やミニコミ誌、愛犬雑誌、インターネット、SNS、銀行やスーパー、動物病院などの掲示板などで見られます。
以前はほとんどが野犬や雑種でしたが、最近では純血種の里親を募集するケースも増えています。
一般の方が純血種の繁殖を行い、譲ったり販売している場合は、その人がきちんとした知識を持って繁殖したのか、話を伺おう。
また、個人間のやり取りにもなりますので、トラブルもよく聞きます。
お金はどうするのか、犬はいつ渡すのか、渡した後のアフターフォローはどうするのか、きちんと打ち合わせしましょう。

5.捨て犬や保護した犬を飼う
保護した犬の場合は、まず首輪の鑑札やマイクロチップの挿入がないか確認し、なければ愛護センター、役所、警察、近隣の動物病院、SNSなど思いつく限り連絡しましょう。
脱走の可能性もあり飼い主さんが探していないかチェックすることが何よりも大切です。
2週間~1か月間は最低様子を見て、飼い主さんが現れないか待ちます。
それでも現れない場合、今後どうするのか、できれば多めに2ヶ月ほど猶予を持ってあげ、その後飼い主になる決意をするか、もしくは里親になってくれる方を探しましょう。

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