
犬の食事は規則正しくあげよう
食事の回数は成長によって変わってきます。
子犬の頃は、規則正しい時間を守るようにしましょう。
その方が健康的ですし、けじめをつけた生活は子犬のしつけにも役に立ちます。
3回の時は朝昼晩、8時間おきくらいを目安に、2回になると朝晩、食事を決まった場所で与えます。
例えば、ハウスの中で与えるとハウス=イイコトと思わせるのに効果的です。
ただし、囲まれた中で与えっ放しにしてしまうと、食事中に手を出すと本気で噛むようにもなりかねませんので、小さい頃から途中で出し入れするなど所有欲を軽減させましょう。
食事が終わったら食器はすぐに片づけましょう。食べ残しがあっても同様です。
あまり食べないからといって、いろいろなものを与えず、同じものを与え続けてみてください。
病気でなければ、出されたものを食べるようになります。
あんまり好きじゃないと変えてもらえる、と学習すると偏食になったり、
食べ残しをそのままにしていると食への欲も減り、預けた時に食べなくなることも。
また、水は新鮮な水を常に切らさないよう、大き目の器に入れておきましょう。
ペットボトルを指して使用するタイプの物など水が一定に溜まる物は、細菌が繁殖しやすいため1日1回は器を綺麗にし、循環型の物も定期的にフィルターを交換をしよう。
犬と人間では必要な栄養素が違います

犬は長年、人間と暮らすうちに何でも食べる雑食性になりましたが、本来は肉食動物です。
人間と必要な栄養素が違うので、人間と同じものを与えていると健康を維持できません。
例えば、犬にとってタンパク質はもっとも重要な栄養素で、人の約4倍が必要です。
一方、ビタミンCは体内で作ることが出来るので、食物で摂取する必要はありません。
このように、犬にとっての健康的な食事とは、人間の食事とかなり異なります。
犬の成長に見合った栄養をきちんと摂れるような食事を与えましょう。
基本的に主食はドックフードを
犬の栄養バランスを考えて、毎日の食事を手作りするのは大変です。
その点、良質なドッグフードは、「総合栄養食」と呼ばれ人間の食品と同水準の品質管理が行われています。
原材料も味の種類も豊富ですし、愛犬の体質と嗜好に合った物を見つけやすいです。
もちろん、食事を手作りしても構いません。
犬も喜びますし、ご家族様の愛情も伝えられます。
ただし、犬の栄養基準に合わせ犬には与えてはいけない食材もあるので、十分に注意しましょう。
知ってた?!チョコやネギだけじゃない犬が食べちゃいけないNG食材!
犬へあげてもよい食材は、研究により変化することもあります。有名なカフェインやネギ類だけでなく、例えば、昔はあげても良かったぶどうは、専門家の中でも知らずに与えてしまっていることも。中には所説ある食材もありますが、アレルギーや中毒による致死量は、個体差があります。手作り食が注目されている昨今ですが、きちんとした知識を持って行わないと栄養過多・欠乏による病気も引き起こしかねません。不安な人は市販の総合栄養食と言われるドライフードのみにしましょう。
ドッグフードに手作り食を1~2割ほど混ぜる、食欲が落ちたときなどに、時々手作り食にするなどの方法なら、栄養を損なわず負担にもならずに犬を喜ばせてあげることができます。
なお、病気の時は獣医師と相談の上手作り食にする場合もあります。
犬に必要な5大栄養素とは?
1.たんばく質
犬にとってもっとも必要な栄養素で、筋肉、血液、内臓、皮膚などを形成し、 ウイルスや細菌、 ストレスなどからも体を守る。
植物性たんぱく質より、多くのアミノ酸を含む動物性たんぱく質のほうが適している
摂りすきると 肝臓病、 腎臓病のもとになり、不足するとゆ毛づやが悪くなる、 やせる。
2.脂肪
効率のよいエネルギー源になり、脂溶性ビタミンの吸収を助ける役目も果たす。
動物性脂肪だけでなく、サラダ油、コーン油、大豆油などの植物性脂肪も与えるとよい。
ただし、 カロリーオーバーに注意摂りすぎると・肥満、下痢不足すると・毛づやが悪くなる、 やせる、皮膚の免疫力が低下する、 緊殖障害のもとになる。
3.炭水化物
たんばく質、脂肪とともに3大栄養素に数えられ、エネルギー源となる。
たんはく質や脂肪が足りていれば、あまり多くは必要としないが、炭水化物に含まれる繊維質は、便通をよくする働きがある
4.ビタミン
目の健康に必要なビタミンA、歯や骨を丈夫にするビタミンD,脂肪代謝や繁殖に関係するビタミンE、神経や皮膚の働きに関係のあるビタミンB群など、それぞれの成長と健康の維持に必要。
5.ミネラル
カルシウム、 リン、 カリウム、 ナトリウム、 鉄、 亜鉛など。 神経ゃ筋肉 るの神経や筋肉の活性化、 体液のバランスをとる役目を果たす。 とくに、 カルシウムは丈夫な骨格をつくるのに重要な栄養素で、 人間の約1 0倍、 成長期の犬はさらにその2倍の量が必要
人間の食事は与えない
人間にとっては無害でも、犬にとっては害となる食品があります。たとえば、玉ネギや長ネギなどのネギ類は有名ですね。中毒を起こして、血色素尿や下痢、嘔吐、貧血などの症状を引き起こすことがあります。
ハンハーグ、コロッケ、シチューなどにも人っているので注意しましよう。
そのほか、ソーセージ、かまぼこなどの加工品も、塩分や脂肪が多いのでよくありません。
このように、知らず知らずのうちに犬の体に悪いものを与えてしまう可能性があるので、知識もないままでの人間の食事は与えないのがベストと言えます。
少し前に流行った生食も、細菌や寄生虫などの考慮が必要で、また生野菜も繊維が残り吸収しにくいので、ゆでてあげるほうが優しいです。
犬のおやつの与え方
ドッグフードだけで栄養はまかなえますが、おやつを与えるのは、犬にも飼い主さんにも楽しみのひとつ。
犬用のおやっとして売られているものには、ビスケット、にぼし、ガムなど種類も豊富です。
おやつはしつけのごほうびとして上手に使うことがベストです。また歯の生え代わり時期に何でもかみたがる子犬には、ガムなどの硬いおやつを与えるとよいでしょう。
専用のものでなくても、塩分控えめのハムやチーズをおやつとして与える方法もあります。
ただし、おやつの与え方を間違うと、偏食の元になるので注意してください。
ドッグフードを食べないからといってジャーキーなどを主食にすれば、人間の子どもがご飯を食べずにお菓子ばかり食べてしまうこと同じになります。偏食でドッグフードを食べないときは、おやつも中止します。
また、単なる与えすぎも肥満のもとになります。肥満は心臟に負担がかかったり、足の関節を傷めるなど、さまざまな病気の要因になります。
手作り食のヒント

1.肉類・魚類
肉類は脂肪のすくない部分を、ゆでたり妙めたりして火を通す。
鶏のささみは脂肪が少なく、下痢のときなどによい。新鮮な牛肉であれば生のまま与えてもよい。
魚類は、水煮にして骨を取り除くこと。にぼしは、カルシウムの補給源になります。
2.穀物類
ごはん、パン、めん類、ゆでたジャガイモを、エネルギー源として利用する。
量は主食の肉類・魚類の半分程度でよい
3.そのほか

卵・・・毛づやをよくする効果がある。ゆでたり炒めたりして加える。
黄身は生でもよいが、白身は生では与えないこと。
多量に摂取すると、肝臓障害を起こすことがあるので注意
野菜類・・・ゆでて少量加えると、便通がよくなる。
牛乳、チーズ、ヨーグルト・・・吸収のよいカルシウム源となる。
ただし、牛乳は下鋓になる場合があるので、少量ずつ与えてようすを見ること。
向いていなければ、犬用の牛乳を。 チーズは塩分控えめのもの、 ヨーグルトは無糖のものを選ぶ

![]() |
子犬から老犬まで、犬の一生 |
|---|
![]() |
犬を飼う心構え -本当に飼える?環境、飼育費、介護- |
|---|
![]() |
犬の仕草で分かる気持ち |
|---|
![]() |
しつけは子犬の時期の8~16週が大事! |
|---|
![]() |
新生児期~性成熟期の子犬の成長期 |
|---|
![]() |
犬の1年*四季に応じた健康管理 |
|---|
![]() |
プロが勧める首輪とは?わんこにあった首輪選びを! |
|---|
![]() |
インスタ映えする写真を!6つのコツで愛犬を可愛く撮ろう |
|---|

















