栄養バランスがとれた良質なドッグフードは、犬の主食としておススメ！

主食用のフードの種類は大きく分けて、ドライタイプ、セミモイストタイプ、ウエツトタイプの3種類です。

また、成長期（子犬）用、妊娠・授乳期用、老犬用、肥満犬用、小型犬用、大型犬用などの種類もあります。

動物病院と連携しているところでは、病院食用のドッグフードを販売しているお店もあります。

保存性がよく価格も安いドックプードの主流

ドライタイプ

ビスケットのようなカリカリのフードで、水分含有量は10 %以下。犬に必要なたんばく質、脂肪、カルシウム、ビタミンなどの栄養素を多く含んでいます。安価で保存性が高いので、主食には最適。硬さがあるため、あごを丈夫にし、歯石もつきにくくなります。ただし、水分が少ないので、必ず水といっしょに与えましよう。

また、ドライタイプといっても、高温多湿で保存すれば、虫やカビが発生します。1か月で使い切ることを目安に、なるべく新しい日付のものを購入し、 密閉して直射日光の当たらない場所に保存しましよう

子犬や老犬におすすめのやや柔らかいタイプ

セミモイトタイプ

ドライフードよりやわらかく、パッケージにはソフト、 半生などと表示されています。

含有水分は 25 ~ 35 %。 子犬や、 歯が弱ってきた老犬におすすめです。

ドライより栄養価が低いものもあるので、ドライやほかの食べ物と併用してもよいでしょう。

なお、 乾燥には弱いので、 開封後は密閉容器に移し替え、 早めに使い切りましょう

味はバラエティ豊か、栄養バランスには注意が必要

ウェットタイプ

水分を75 %以上含むタイプで、缶詰やレトルトパッケージになっています。

肉や魚などの素材の風味を生かしているので嗜好性が高く、好んで食べる犬が多いようです。

子犬や食欲不振の犬にはおすすめですが、あまり与えすぎるとドライタイプを食べなくなる場合もあり、あごの発達のためには、ドライタイプなど硬いものと併用するのがおすすめ。

また、 栄養バランスも完全ではないものがあるので注意してください。

開封したものは冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。

パッケージ表示の見方

1.食事の目的・・・

市販のフードは「総合栄養食」「スナック」 「そのほかの目的食」 に分かれる。

主食として与えるには 「総合栄養食」 と表示されているものを。

この表示ができるのは、ペットフード公正取引協議会の承認する分析試験、 または米国飼料検定官協会の給与試験により基準を満たしているものだけ。

なお、 「スナック」はおやつ用、「そのほかの目的食」は栄養補完食など、 特定の目的で与えるものと考えておきましょう。

2.内容量・・・容器や包装を除いた正味量

3.原材料・・・おもな原材料を多い順に表示。タンパク質になる物が1番前に来ていると主食向き。

4.成分・・・粗たんぱく質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、 水分などの成分が含まれている割合

5.給与方法・・・犬の月齢・年齢や体重に対しての適量を表示している

6.賞味期限・・・

人間の加工食品と同様、賞味期限の年月日が記されている。輸入品は、製造年月日のものもある

7..原産国・・・最終加工をした国名