
四季のハッキリしている日本では、季節によって犬の健康管理も違ってきます。
特に子犬、老犬にとって暑さ対策、寒さ対策はとても重要です。
なお、同じ日本でも、北と南、その年によって気候はかなり違いますので、
天気予報をよく見て適時健康管理に気をつけましょう。
春 3月~5月

- ● 冬毛から夏毛に生え変わる時期です。短毛種であっても多量の毛が抜けることもあります。
- 和犬や寒冷地の犬種は特にファーミネーターのようなブラシがあると便利でしょう。
- 外飼いの犬で自然と抜け落ちるのを待って毛並みがボコボコになっているわんこもたまにお見かけますが、体温調節がしにくくなるだけでなく、毛が絡まり、皮膚炎など病気にもなりやすくなります。
- 犬種にあったブラシで、優しくブラッシングをしてあげましょう
- ● 3月は寒暖差が激しい時期になります。犬も風邪をひきやすいので注意しましょう。
- ● 狂犬病は、生後3か月を過ぎてから1回目の予防接種を受け、その後、毎年4月に通達が来るので、ワクチンと一緒に打つことが一般的です。ワクチンは5種~8種までありますので、犬の耐性や体の大きさ、年齢を考えて獣医師さんと相談しながら受けましょう。
- ● 5月ごろから、ノミ・ダニが繁殖し始める。ほおっておくと皮膚炎や外耳炎を起こしやすくなるので、ノミダニ駆除を始める。
夏 6月~8月

- ● ハウスやケージを涼しい場所に置く
- ● 蚊が発生する5月ごろからフィラリア予防の投薬を始めます。フィラリア症にかかっていると投薬すると危険なので、初回は特に検査してもらいましょう。
- ● 梅雨時期は細菌が繁殖しやすいので、食べ残しはすぐに捨て、食器、トイレ、ハウスなど清潔に保とう。
- ● 暑さで食欲が落ちる場合があります。あまり食べないようなら、犬用のふりかけや、水分が多い野菜などを与えてあげるといいでしょう。それでもダメな場合は、獣医師さんに相談しましょう
- ● 熱射病を防ぐために、日中の長時間の外出、自動車内でのお留守番など注意が必要です。散歩は朝晩涼しい時間帯に行い、日が行い、荷が落ちてからもアスファルトにこもっている熱に注意。
秋 9月~11月

- ● 食欲が回復してきたら、過ごしやすい環境で運動を十分にさせ、冬に備え体力をつける
- ● 残暑が終わったら、ハウス周りを温かくする用意をする
- ● フィラリア、ノミダニ予防は11月ごろまで行う
冬 12月~2月

- ● ウイルスに感染しやすくなるので、せき、発熱、鼻水などの症状に気を付ける
- ● ハウスに毛布などを敷いて、暖房や保温対策をする
- ● 体力が落ちている時には、栄養価の高い食事にし、量もふだんより多めに与える
- ● ホットカーペットなどでの低温やけどに注意しよう

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